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さすがにこれは看過できない

消費増税「やり抜く」=首相、野党に責任共有求めるー民主党大会

(時事通信 1月16日(月)16時16分配信)
民主党の定期党大会が16日午後、都内のホテルで開かれた。野田佳彦首相(党代表)は消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革について「やり切ることなくして日本と国民の将来はない。国家公務員給与削減を含む聖域なき行政改革、政治家自らが身を切る政治改革を実施した上で、必ずやり抜く」と表明した。
また、「逃げてはならないときに逃げる、肝心なときにぶれる、この道は絶対に取らない」と不退転の決意で取り組む姿勢を示した。
首相は24日召集の通常国会に向け、一体改革に関する政党間協議を野党に呼び掛けていく考えを重ねて強調。自民、公明両党は拒否する構えだが、首相は「政治全体の責任が問われているとき、与党だ、野党だという言い訳は通用しない」と野党側に責任の共有を求めた。
衆院解散の時期に関しては、「出直して解散をしろという野党に対しては、(一体改革など)やるべきことをやり抜いて民意を問うということを、はっきり宣言したい」と語った。
さらに、「ねじれ国会」の下での国会運営では「野党に理解いただけない場合は法案を参院に送り、野党にもう一度『この法案をつぶしたらどうなるか』と考えてもらう手法も採用する」と述べ、野党側をけん制した。


民主党という政党は、いったい何なのだろうか?

史上最悪最低の総理・菅直人がようやく去り、やれやれと言う思いと、野田佳彦という人物がどういう人間か良くわからなかったため、しばらく静観していたのだが、さすがにこれはひどすぎる。
果たして国民は2009年の総選挙で、民主党に「やるべきこと」として消費税増税を託したのか。
当時の民主党のマニフェストが、絵に描いた餅のような夢物語であることは、誰しもが気づいていたと思う。
それでも「官僚と癒着していない自分たちなら無駄を徹底的に洗い出し、予算などすぐに叩き出せる」と豪語し、マスコミも「一度やらせてみればいい」と大々的に後押しをした。

リーマンショックの波を最小限に抑えるために打ち出した麻生政権の政策に対してことごとくダメ出しをし、「そんなもので景気が良くなるはずがない」と景気浮揚策の足を引っ張り、消費マインドを冷やしたのは、他ならぬ民主党とマスコミだった。その異様な「解散・総選挙」の大合唱の中、ギリギリまで粘って景気対策の手を打ち、補正予算を作り上げて総選挙に臨んだ自公与党は惨敗。
政権交代を実現し、民主党の「夢物語」がどのように実現されるのか、どのように政治が刷新されるのか、民主党を支持した人たちは期待を持って見ていたことだろう。

思い出してもらいたい。
彼らは、その夢物語のようなマニフェストを実現するために「増税は必要ない」と断言した。だからこそ任せてみようと思った人も多かったはずだ。逆に言えば、増税してまで「子ども手当」を全ての子どもに配ったり、「高速無料化」をしてほしいわけではなかった。
その公約も既に不可能だったということは良くわかったが、「できる」と言うから「では、やってみな」という軽い気持ちだったのは間違いない。

総選挙前のマニフェストが悉く破綻してしまった今、民主党に増税を語る資格はない。
党内でも反対意見の多い「消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革」の政党間協議を野党に求めて責任の共有を押しつける前に、まず与党内でまとめるのが先だろう。
そうでなくても、与野党で調整したものがひっくり返されたことが、これまでにも何回もあった。
与党が信用できないというのが野党の正直な思いだろうし、事前協議が幅をきかせると国会が軽視されることにもなりかねない。野党の反発は当然である。

素案を作る段階で野党にお伺いを立てる。それは与党に政策立案能力がないということに他ならない。
「一体改革」と建前は立派だが、目指すべき「社会保障」の形は一向に見えて来ないまま、消費税の税率のみが先行してサクサクと決まって行く。

なぜ、それだけの増税が必要なのか。
こういう分野にこれだけの予算が必要だから、そのためにはこれだけのお金が足りないから、という説明があれば、国民は馬鹿ではないから納得はできるはずだ。
自分たちが広言して来た通り、無駄を徹底的に洗い出し、菅の言う「鼻血も出ないくらい」絞ったかどうか。一旦建てると言った公務員宿舎を、批判されるとすぐに取りやめたが、それは始めから無駄なものではなかったのか?
依然として天下りを許している現状もある。
国家公務員の給与2割削減どころか、たった7.8パーセントの削減すらできず、逆に公務員のボーナスは増額支給されてしまった。民間はいまだ厳しい状況にあるにもかかわらず。
連合の思惑は人事院勧告を無視する《実績》を作ることにあったと思う。それを易々と許してしまった罪は大きい。

議員定数の問題、一票の格差の解消。

それらの改革を徹底的にやった上であれば、誰も文句は言わない。

選挙前のマニフェストを反古にしたことには知らぬ顔を通し、誰も任せた覚えのないTPPや消費税増税には勝手に突き進む。
「『参院では少数だから法案が通らない』ではなく、野党にどうしても理解をいただけない場合は法案を参院に送り、法案をつぶしたらどうなるのかを考えてもらう手法も時には採用していこう」という、脅迫めいた言葉が出て来るのは、相手を「抵抗勢力」に仕立て上げて勝つという小泉元総理の手法を意識しているようだが、そうそう二匹目のどじょうが柳の下にいるとも思えない。
そもそも、小泉純一郎の「郵政改革」は彼の一貫した信念だったが、今の政権の「社会保障と税の一体改革」は、安易な増税に名付けた体のいい言い訳に過ぎない。

きちんと議論すべきことではあるが、少なくとも今の政権にその改革を進める資格も、正当性もない。
衆院選挙前に藤井裕久が「もしマニフェストが実現できなければ、ごめんなさいと言えばいい」と言っていたが、政治とはそんなに軽いものなのだろうか。国民の生活は遊びではないのだ。
公約が実現出来ないのなら、嘘をついて政権を掠めとったということだ。自分たちの言葉を信頼してほしいのなら、さっさと退場して席を譲るべきだと思う。

それが今の民主党政権の「やるべきこと」であるし、ぜひやり抜いてほしいものである。

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13 Comments

ShiroTanino  

No title

ここに来ると、イギリスのコーヒーハウスで行われていたという、良質な政治論議をみるようで勉強になります。

違和感
『野党も責任を共有』
冗談ですか?本気ですか?政権与党のスタンスとしてあり得ない発言ですね。マニフェストが反古になった段階で終わった党でしたが、いつまで寝言を言い続けるか不安です。もとより、本当の意味で左翼になりきれなかったやつと、保守でも二流三流の連中の寄り合い所帯です。議員になって『反対!反対!』と意見することが最終目標か、実際に動かすことが最終目標かで学ぶことも違えば出来ることも違ってくるのです。そういう意味で、何も出来ない人、何も勉強しなかった人が多すぎる。今回、『だまされた!』と感じた人は今まで以上に関心を向けて欲しいものです。政治を軽視するものは侮蔑に足る政治しか持てない、と誰が言ったか忘れましたが、比例名簿の筆頭にシロウトを連れて来て嬉々としているような政党はサッサとオミットしなければいけません。ただ、劇場政治の弊害か目立った発言や言動がなければニュースにもならないような現状はなんとかしないと。与党以外の印象が希薄になっています。

2012/01/17 (Tue) 08:35 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

しろうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

「政治は誰がやっても同じ」ではないことを、私達はこの2年ちょっとの間にイヤというほど思い知らされました。それでもいまだにヤフコメを見ると「どっちもどっち」「与党も野党もいい加減にして」というコメントが並ぶのを見ると陰鬱な気持ちになります。
高校生の頃から、真剣に考えているわけではなく、ただ多勢の中に潜り込んで知らぬ顔をしている輩が大嫌いでした。損を承知でそうした人間を敢えて引きずり出し、まな板の上に載せるようなことをしてきました(結果はご想像の通りです)が、この国の間違いは、ただのノンポリを「無党派層」などと持ち上げ、政治に対してシニカルに傍観することを推奨したことにあります。

2012/01/17 (Tue) 11:38 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

もちろん、情報を集め比較検討してやむなく支持政党なしとする方々もおられることでしょう。そうした方々は「積極的無党派」と呼ぶべきであり、批判はしませんが、そうした方々と、ただ政治に関心がないだけの人たちは、明確に区別すべきです。
どの党がどんな目的をもち、どのような法案を作り、どのような実績を重ねているかも知ろうとせず、街頭インタビューでマイクを向けられれば、どこかで聞いた評論家やコメンテーターの言葉を並べるだけの人間は、見ていればすぐに良くわかります。

そうした人たちに限って、信念を持って行動する人を嘲笑し馬鹿にしている。
いつからこんな真摯さの欠片もない国になってしまったのでしょう。

>政治を軽視するものは侮蔑に足る政治しか持てない

おっしゃる通りです。今のとんでもない状況は、すべて有権者である私達が作り出したものです。悔しさに歯がみする思いです。
先の選挙で民主党政権を選択した方々は、今一度、自分の一票の責任の重さを感じていただきたいし、地に足をつけて考えないと、いつまでも風に吹かれて彷徨うような政治しかできないということを知るべきでしょう。

2012/01/17 (Tue) 11:39 | EDIT | REPLY |   

イタさん  

No title

お~
これはまた・・・文字がいぱーい!(´・ω・`)
あ、ネギを栽培しているカモでーすっ!w

2012/01/17 (Tue) 19:16 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

(`∇´ ) にょほほほ~
やっぱりカモでしたか~♪

2012/01/17 (Tue) 20:39 | EDIT | REPLY |   

-  

No title

こんばんわです。

本当に 政権取りたいが為の 嘘つきとしか言いようが
ありません。
椅子に座れば もう根っこを生やして 正義の旗を振りかざし
これでは もはや詐欺行為です。
捕まらない また捕まえる法律がないのだから飽きれてしまいます。
たしかに 国民が選んだんだろう!?
と言う意見もありますが どの政党もこんな感じなので
いっその事 全ての政党で ローテーションさせては?なんて
思ってしまいます。
もう なんか 好き放題しているイカレタおっさんにしか
見えません。

2012/01/18 (Wed) 20:00 | EDIT | REPLY |   

-  

No title

あ!イタ様のコメント
僕らが かもネギなのですね!
わははは。ぽち

2012/01/18 (Wed) 20:01 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

とろんさん、こんばんは~。
今度は比例の議席を80減だそうで…。これは民主党は次の選挙は期待できないので、小選挙区はそのままにして比例を減らしちゃえば、他の目障りな党も伸び悩んでざまあ見ろ~、な法案ですね。

そもそも小選挙区制では死に票が多く、有権者の3割程度の得票で8割の議席を独占できるという問題があるので、有権者の多様な意志を生かすために比例代表制を取り入れているわけですが、それを削ったらとんでもないことになります。
中選挙区から小選挙区にしたとたん、それまでの有権者の絶妙なバランス感覚は崩れ、極端から極端へと揺れ幅の大きな政治となってしまいました。
どちらかと言うと、比例代表制よりも小選挙区制度自体に欠陥があります。

たちまちの数合わせで当面の一票の格差の違憲状態を解消すると言っていますが、自分たちに少しでも有利な条件で選挙に持って行こうという思惑が透けて見えますねえ。

2012/01/18 (Wed) 21:13 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

まあ、役に立っていない民主党の議員は80人くらいいそうなので、そのあたりを削ってもらえばいいかも、です。

2012/01/18 (Wed) 21:14 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

あ、ごめんなさいね~。
イタさんのは別口で、時計屋さんにカモられているイタさんのお話でした。
実際、畑にネギも植えてるし~♪

2012/01/18 (Wed) 21:19 | EDIT | REPLY |   

イタさん  

No title

うっ・・・


うるさいっ!ネギ栽培家に何と言う冒険っ!( ´,_ゝ`)プッ

あとはカモが・・・
かもカモ~~ン!ヾ(@>▽<@)ノ彡☆ぶぁっはっはっはっは~~

2012/01/20 (Fri) 14:53 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

冒険……゛⌒ゝ( ̄。 ̄)ノ 「け」に濁点抜けとりまっせ~。ぽい

は、抜けてるのは濁点じゃなくて「け」?
失礼しました~。ぺこ <(_ _)> ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

2012/01/21 (Sat) 03:32 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

↑この真面目な記事のオチが、なぜに○○ネタ? ((((_ _|||))))ドヨーン

2012/01/21 (Sat) 03:33 | EDIT | REPLY |   

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