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最近のイチ押しコミックは



石塚真一さんの「BLUE GIANT」(小学館「ビッグコミック」連載中)ですかね。

中学卒業記念に友人とでかけたジャズ喫茶でのライブ演奏に心打たれた宮本大。
以来、高校の3年間、「世界一のジャズプレイヤー」になることを目標に、一人で河原でサックスを吹き続ける。やがて、一人の男性と出会った彼は、この師匠から徹底的に理論と技術を叩き込まれ、飛躍的に成長しながらジャズへの自分の「可能性」を確信する……

現在連載中のストーリーは、単身上京した大が非凡なピアニスト・沢辺雪祈と出会い、
お互いの力量を確認し合った二人は……というあたり。才能をひけらかすような態度の雪祈にはまず「イヤなヤツ」という印象を受けますが、掛け持ちのバイトのわずかな移動時間や休憩時間にも地道な努力を重ねるという、意外と健気な一面をのぞかせます。
自分の才能と努力を自負する雪祈が、わずか3年の経験しかない大の凄さに打ちのめされるシーンは、今までのイヤなイメージを大幅に修正せざるをえないほど気の毒になってしまいました。共にプレイすることになるだろう二人の今後の展開を、あれこれと想像するのもまた楽しいです。

3巻の帯に、ジャズピアニストの上原ひろみさんが「無音なはずの漫画から、音が聞こえてくる。心の何かを突き動かす音が。」とコメントを寄せていらっしゃいますが、私もその「音」に引き込まれるような気がします。

もうひとつは、尾瀬あきらさんの「どうらく息子」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)。

保育園の先生をしていた主人公の翔太は、子どもたちを笑わせるために落語の本を求めた。その本の作者の高座を見て弟子入りを決意。「銅ら壱」として紆余曲折の前座修行を終え、現在二ツ目「銅ら治」に昇進……

いままで「笑点」を見る程度、あまり馴染みのなかった落語界が、ずいぶん身近に感じられるようになりました。機会があれば、寄席に出かけてみたいですね。

ビッグコミック系列は長編の連載が多く、いささか冗長な内容になりつつありましたが、この2つは久しぶりに次の発売日が待ち遠しい作品です。

↑リンク先のサイトで第1話を読むことができます。

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6 Comments

ひやく  

No title

私は短気なので、長いコミックが苦手でほとんど読みませんが、漫画の中から「音」が聞こえてくる わかるような気がします。学生時代 ジャズ好きの友人と横浜本牧の小さなクラブに何度か行きましたが開店前に行くと 店に入るなり 音楽もかかっていないのに「音」がするような気がしました。それと通じるものがあるかもしれません。

2014/10/20 (Mon) 04:45 | EDIT | REPLY |   

はなせんめい  

No title

おはようございます。

リンク先のサイトで第一話、読みました!!すごいですね~
サックスの音は描いてないけど、迫力のある音が聞こえてきそうでした!!
ただの白い紙に、どうやったらこんな感覚が描けるのか?
主人公の想いも伝わって、すごく感動しました!

2014/10/20 (Mon) 09:35 | EDIT | REPLY |   

はなせんめい  

No title

追伸。ご長女のかたには、素晴らしい春が訪れそうですね。

2014/10/20 (Mon) 09:42 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

ひやくさん、こんにちは。
留守をしましてリコメが遅くなり、申し訳ありませんでした。
東京からの帰りの新幹線の中で「BLUE GIANT」の続きを読むとは、思ってもみませんでした。
私のようなジャズを知らない者にも〈音〉が聞こえるような気がします。目に見えないものを絵で伝えるというのは、なかなかできることではありません。その力量にも注目しています。

ジャズと言えば、平和公園で、ハービー・ハンコックとウエイン・ショーターの生演奏を聞いたことがありますが、川の対岸まで人でギッシリ埋まっていましたね。その音に触れるチャンスを得られたことは幸せな事だったと思います。

2014/10/26 (Sun) 14:51 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

はなせんめいさん、こんにちは。
そうなんです。目に見えない音を絵で表現できるって、すごいですよね。
決して裕福なわけでもなく体を使って働きながら、目標に向かって地道に努力を続ける登場人物たちの、ある意味で豊かな生き方もさりげなく書かれていて、好感が持てます。
夢は叶えるためにある。私はそう思いますね。

2014/10/26 (Sun) 14:58 | EDIT | REPLY |   

ちぇしゃ猫  

No title

あ、忘れるところでした。(*´σー`)
長女の件、ありがとうございます。

2年前に初めて会った時には、二人とも職も定まらずフラフラしてましたから、叱り飛ばして「出直して来~~~い!」という状態でしたが、その後、派遣で勤め始めた会社から正社員に、という声がかかり、現在、さらに資格を取るために一所懸命頑張っているということで、正式に申込みがありました。

二人で頑張って真面目に生きて行く覚悟が出来たのなら、それを娘が選んだのなら、私達に反対する理由はありますまい。大した事は何もできませんが、出来る限り応援して行きたいと思います。

2014/10/26 (Sun) 15:11 | EDIT | REPLY |   

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